設立趣旨
パブリックアフェアーズ(PA)は、「企業など民間団体が政府や世論に対して行う、社会の機運醸成やルール形成のための働きかけ」です。「企業などによる公共・非営利セクター(政府やNPO/NGOなど)との戦略的関係構築」とも定義されます。
技術・ビジネス・社会がこれまでにないスピードで変化する中、世界的潮流として、企業には利益追求だけでなく社会課題解決への貢献が求めらるようになってきています。また政府も、最先端の現場を知る民間プレイヤーとの連携を今まで以上に必要としています。
「民間と公共が近づく」このような状況に応え、民間と公共・非営利セクターのインターフェースを担う活動がパブリックアフェアーズです。ルール形成、ロビイング、渉外、広報、マーケティング、CSR、官民連携事業、団体運営、コミュニティマネジメントなどのさまざななスキルが要求されるハイブリッド領域です。より良い社会を追求し、変革に挑む企業や団体にとって、パブリックアフェアーズの必要性と重要性は増しています。
しかし、これまで日本では必ずしも、パブリックアフェアーズの体系的な手法の整理やトレーニングの場が提供されたことがありません。企業やNPOの担当者も、ほとんどみな手探りの無手勝流で乗り切っていると言っても過言でありません。
この状況を受け、私たちは、パブリックアフェアーズの理解、認知を高め、その手法を変化する社会に合わせて洗練し続け、パブリックアフェアーズに携わる人たちの相互啓発と交流、教育と情報発信の場になるため、一般社団法人パブリックアフェアーズジャパン(通称 PAJapan)を設立しました。
パブリックアフェアーズとは
パブリックアフェアーズとは、公益性を重視した政府などへの働きかけ
パブリックアフェアーズとは、「企業やNPO・NGOなどの民間団体などが政府や世論に対して行う、社会の機運醸成やルール形成のための働きかけ活動」です。
従来の密室で行われる陳情やロビイングと違い、アカデミアやメディア、市民社会をなどを巻き込み、よりオープンで公益性のあるアプローチを目指すため、「新しいタイプのロビイング活動」とか「ロビイング2.0」と言われる時もあります。